2026年10月26日、東京国際映画祭のレッドカーペットに永野芽郁が登場したその夜から、SNSは彼女の「鼻」の話題でもちきりになりました。

昔の丸い鼻も可愛かったけれど、いまのスッとした鼻先が綺麗すぎると、驚く声が次々に流れてきます。

なかでも目立つのが、「何をしたのか教えてほしい」という声です。

団子鼻に悩んできた人なら、あの横顔に目が止まったのではないでしょうか。

本当に鼻整形をしたのか、そして整形の経験がある人たちまでが口を揃えて「理想」と呼ぶのはなぜなのか、一緒に見ていきましょう。


永野芽郁のプロフィール

名前 永野芽郁(ながの・めい)

生年月日 1999年9月24日(27歳)

出身 東京都

所属 スターダストプロモーション

デビュー 2009年の映画(子役として)

代表作 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『半分、青い。』(2018年・ヒロイン)

小学3年生のとき、東京・吉祥寺で買い物をしていてスカウトされたのが芸能界入りのきっかけです。

2015年の映画『俺物語!!』でヒロインに選ばれて、一気に名前が広まりました。

丸みのある鼻と、くしゃっと笑う顔が「親しみやすい」と言われてきた女優です。

昔の写真といまの写真を並べた比較画像を見て、「絶対嘘やろ」と思っていたのに「ほんとやった」と考えを変えた人もいます。


1年半ぶりのレッドカーペット

2025年4月、『週刊文春』が、妻のいる俳優・田中圭との不倫疑惑を報じました。

双方の事務所は交際を否定しましたが、その後の騒動の中で、出演していたCMの動画が削除され、2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』も出演を辞退しています。

 

今回のレッドカーペットは、国内の公の場としては約1年半ぶりでした(2025年7月には、カナダの映画祭で主演映画の舞台あいさつに立っています)。

雨の中、肩を出した黒のドレスで登場し、笑顔で手を振っています。

この日は、自分が主演し、初めてプロデューサーも務めた、動画配信サービスDMM TVのドラマ『ヒマチの嬢王』(元No.1キャバ嬢が主人公)が、映画祭で特別に上映されました。

 

久しぶりに見る顔に「休んでいたあいだに鼻を整えたのでは」と書き込む人が次々に出てきて、話が一気に広がっていきました。


「鼻が変わった」と言われる3か所

比較画像でよく指摘されているのは、次の3か所です。

  • 鼻先の丸み(団子鼻と言われていた部分)が小さく、細く見える
  • 小鼻(鼻の穴の両わきのふくらみ)の横幅がすっきりして見える
  • 横から見たときの鼻先が、少し前に出たように見える

反対に、鼻筋がぐっと高くなったと言っている人は、あまり見かけません。

丸い鼻でもこんなに可愛い人がいる、と励みにしてきた人ほど、ショックだったのと同じくらい、羨ましくもなったはずです。


鼻の話は映画祭の前から出ていた

「1年半表に出ていなかったあいだに整えたのでは」と言われていますが、いつ話題になったかを順に追うと、そうとも言い切れないところがあります。

鼻の変化が話題になったのは、今回が初めてではないからです。

  • 2025年5月 「この鼻の変化は確実に脂肪溶解注射だ」という見立てがXで拡散
  • 2026年9月末 「永野芽郁の鼻って何の整形やってるの?ってよく見る」という投稿
  • 2026年10月15日 『ヒマチの嬢王』の共演者発表で新しい写真が出て「鼻やった?」の声
  • 2026年10月26日 東京国際映画祭のレッドカーペットで一気に広がる

2025年5月は、不倫疑惑が報じられてまだ1か月ほどのころです。

つまり、鼻が変わったと言う人は、騒動の直後から、もうXにいたわけです。

一部の人が言い続けてきたことを、1年半ぶりのレッドカーペットで、一度に大勢の人が目にしたんですね。

しかも、騒動のあと初めての公の場なのに、鼻の話で盛り上がる声のほうが先に立ちました。

「熱愛とかどうでも良いから執刀医リークして欲しい」という投稿まで出ています。


手術説・注射説・メイク説・年齢説

では、本当に施術をしたのでしょうか。

まず、鼻について本人や事務所が何か話した、というニュースは、いまのところ見当たりません。

ネットでの見方は、だいたい次の4つに分かれています。

 

1つ目は、切る手術をしたという見方です。

そう見る人たちは、昔といまの比較画像と、1年半ほど表に出ていなかったことを、その理由にしています。

ただ、比べられている写真は撮った年も角度も光も違うので、画像だけで「整形した」と言い切ることはできません。

日本形成外科学会のサイトに載っている医療広告のルールの一覧では、クリニックがホームページに出す手術前後の写真でさえ、加工や修正をしたものは「虚偽広告」として禁じられています。

SNSで回ってくる比較画像には、そうした決まりすらありません。

 

2つ目は、切らずに注射で鼻先の脂肪を減らしたという見方です。

2025年5月に「脂肪溶解注射だ」と見立てた美容系の発信者は、のちに自分のnoteで、あれは「確信して(勝手に)つぶやいた」ものだったと書いています。

整形の経験がある人たちのあいだでも、「手術だ」「いや注射だ」と意見は割れたままです。

 

3つ目は、メイクと角度の違いだという見方です。

セザンヌは手ごろな値段の化粧品ブランドで、鼻の横に影を入れ、鼻先に光を置くメイクは、鼻を細く見せる定番のやり方です。

レッドカーペットでは、プロにメイクをしてもらったうえに強いフラッシュも当たるので、普段の写真とは写り方が変わります。

 

4つ目は、大人になって顔立ちが変わった、痩せただけだという見方です。

朝ドラのヒロインを務めた18歳のころから、もう8年あまりがたっています。

頬のふくらみが落ち着くと、鼻先の見え方も変わってくるので、「昔からこんな感じだった」と言う人もいます。

比較画像を載せて大きく広まった投稿にも、「痩せただけで鼻って変わるの?」と書かれていました。


2022年に本人が話していた顔のこと

今回の鼻とは別に、本人は2022年7月、美容誌『MAQUIA』のインタビューで自分の顔についてこう話していました。

「細長い眉や、つんとした鼻、血色のあるぷるんとした唇にだってなりたかった。だけど自分の顔を嫌いになっても仕方ないですしね。心がけているのは、いつも笑顔でいること。」

当時22歳、ドラマ『ユニコーンに乗って』で初めて民放の連続ドラマの単独主演を務める直前のインタビューです。

この言葉は、いま2通りに読めます。

 

ひとつは、「やっぱり鼻が気になっていたんだ」と、今回の変化につなげる読み方です。

もうひとつは、憧れを口にしたうえで、「嫌いになっても仕方ない」と、自分の顔をそのまま受け入れていたという読み方です。

同じインタビューでは、「ますますお母さんの顔に似てきて、そこは好きなポイント」とも話しています。

 

本人が憧れていたのは「つんとした鼻」でした。

ところが、いま褒められているのは、細くなっても丸みが少し残った、つんとしすぎない鼻先のほうなんです。

「お母さんに似てきた顔が好き」という言葉も、憧れの形に寄せきるより、自分の顔のほうに気持ちがあるようにも聞こえます。

4年前に本人が話していたことと、いまの鼻の「自然さ」は、重なって見える部分があります。

もちろん、この言葉から「施術をした」とも「していない」とも言えません。


整形垢が「理想」と呼ぶ理由

自分も美容医療を受けてきた「整形垢」(整形の体験を発信するSNSのアカウント)が、いまの永野芽郁の鼻を「理想」と呼ぶのはなぜでしょうか。

不思議なことに、何をしたのかについては意見が割れているのに、「理想」という声だけは揃っているんです。

比較画像の右(いまの鼻)を指して「右の鼻が理想すぎますわ」、団子鼻に悩む人は「団子鼻の希望すぎる」と、言い方は違っても、褒めているところは同じです。

その理由は、だいたい次の3つです。

 

1つ目は、鼻先と小鼻だけが変わって見え、もとの顔の雰囲気が残っていることです。

鼻筋まで高くすると顔の印象そのものが変わりますが、「この垢抜け方は正直すごい」という声のように、永野芽郁の場合は「別人になった」より「垢抜けた」と受け取られています。

2つ目は、整形の経験がある人が見ても、どんな方法なのかを言い当てられないほど自然に見えることです。

鼻先が細すぎると、つまんだようなとがった形になりますが、いまの鼻先には丸みがほどよく残っています。

整形垢にとって、この〈自然さ〉がどれだけ大事かは、「脂肪溶解注射だ」と投稿した人のnoteにも出ています。目指すのは「自然な美しさ」で、「やりすぎず、でもちゃんと効果がある」バランスだと書いています。

3つ目は、もとが多くの人と同じ丸い鼻だったことです。

はじめから鼻筋の通った人が整えても、団子鼻の人には自分の話に見えません。

丸い鼻から、手の届きそうな範囲で変わって見えるからこそ、「希望」と呼ばれています。

3つの理由とは別に、「理想」の声がこれだけ揃って聞こえるのには、美容の発信をしている人たちの事情もあります。

「脂肪溶解注射だ」と見立てた発信者は、noteで、その投稿をきっかけに有料の記事を買ってくれる人やフォロワーが増えたと書いています。

芸能人の顔の変化を言い当てる投稿をすると、当たっているかどうかとは関係なく、投稿した人に注目が集まりやすいんです。

クリニックは広告で「著名人が通う」と書けませんが、個人のアカウントは「あの鼻は◯◯だ」と自由に書けます。

こうした投稿を読むときは、その人が何を勧めているのかまで見ておくと安心です。


名前が挙がる鼻の施術6つ

では、SNSで名前が挙がっている施術は、それぞれどんなものなのでしょうか。

※永野芽郁がこれらの施術を受けた、と確かめられたわけではありません。

名前が挙がるのは、おもに次の6つです。

  • 鼻尖形成(びせんけいせい)=鼻先の軟骨を中央へ寄せて縫い、丸みを小さくする手術。団子鼻の相談でまず出てくる名前
  • 耳介軟骨移植(じかいなんこついしょく)=耳の裏から軟骨を少し取り、鼻先に足して形や高さを出す手術
  • 鼻中隔延長(びちゅうかくえんちょう)=鼻の穴の仕切りを土台にして、鼻先を前や下へ伸ばす手術
  • 小鼻縮小=小鼻の付け根を切って、鼻の横幅を小さくする手術
  • 鼻の脂肪溶解注射=鼻先や小鼻の脂肪に薬剤を注射して減らす方法。メスは使わず、骨や軟骨が原因の団子鼻には向かないとされる
  • 隆鼻術(りゅうびじゅつ)=プロテーゼ(シリコンの芯)やヒアルロン酸(体に吸収されていく注入剤)の注射で、鼻筋を高くする方法(今回は鼻筋の変化はあまり指摘されていない)

 

鼻先の丸みだけでなく高さや長さも出したい場合は、鼻中隔延長のように土台から手を加える手術があり、ほかの鼻の手術と同時に受けることもできると、美容医療の情報サイト(ホットペッパービューティーの施術解説)では説明されています。

同じ情報サイトでは、脂肪溶解注射は脂肪で厚く見える鼻先に向き、骨格や軟骨が原因の場合は向かないとされています。

つまり、同じ丸い鼻でも、原因が軟骨か脂肪かで向く方法が変わります。


鼻の施術にかかるお金と時間

先ほどの情報サイトでは、鼻先を伸ばす鼻中隔延長だけでも45万〜120万円ほどとされています(2023年5月時点)。

しかも、ここにほかの施術を組み合わせれば、さらに上がります。

 

鼻中隔延長の場合、腫れや内出血が引くまでに1〜2週間ほど、縫ったところの赤みが落ち着き始めるまでに2〜3か月かかるそうです。

感染や左右差、鼻先がつまんだように細くなる形、形が元へ戻ろうとする「後戻り」といったリスクも挙げられています。

切らない脂肪溶解注射なら、1回3,000〜60,000円ほどで、1〜5回ほど通うとされています(2020年4月時点)。

「10万出すから教えて」という声もありますが、目安としては、鼻中隔延長のような切る手術なら10万円では収まらず、注射でも回数しだいで10万円を超えることがあります。


施術の前に確かめたいこと

国民生活センターには、2024年度だけで1万件を超える美容医療の相談が寄せられました。

同じ国民生活センターのまとめには、鼻に限らず、「今契約をすれば安くなる」と急がされて、その日のうちに手術を受けてしまったという相談も載っています。

 

厚生労働省と消費者庁は、施術を受ける前に次の4つを確かめるよう呼びかけています。

使う薬や材料がどんなものか、自分でも説明できるか

効果だけでなく、リスクや副作用も知って納得したか

ほかの方法や選択肢の説明も受けて、自分で選んだか

その施術は「今すぐ」必要か

この4つに加えて、担当する医師がどんな経歴で、鼻の手術をどれくらい手がけてきたのかも、カウンセリングで聞いておきたいところです。

 

もうひとつ気をつけたいのが、「あの女優と同じ先生」をにおわせる宣伝です。

先ほどの医療広告ガイドラインの一覧では、「著名人○○さんが通う」という書き方は、ほかの病院より優れていると思わせる広告として、禁止の項目に入っています。

「永野芽郁と同じ先生」をうたう宣伝を見かけても、それが本当かどうかを外から確かめる方法はありません。

カウンセリングで「モニターになれば安くなる」と割引をうたう「モニター契約」を勧められたときも、その場では決めずに持ち帰って大丈夫です。

契約や解約で困ったときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターにつないでもらえます。

 

整形垢が口を揃えて「理想」と呼ぶのは、あの鼻が、何をしたのか誰にも言い当てられないまま、もとの笑顔だけを残しているからなのかもしれません。


この記事で参考にした情報

気になったところがあれば、下にまとめたもとの資料で、自分でも確かめてみてください。

東京国際映画祭での登場と経歴について

  • 日刊スポーツ「永野芽郁、東京国際映画祭に主演&プロデューサーとして登場 公の場は1年半ぶり」(2026年10月26日)
  • リアルサウンド「永野芽郁が元No.1キャバ嬢役で主演&初プロデュース 『ヒマチの嬢王』DMM TVで今冬配信」(2026年8月17日)
  • MAQUIA「永野芽郁さんインタビュー。自分の性格・顔について思うこと、子供の頃はどんな子だった?」(2022年7月3日)
  • note「永野芽郁ちゃんの“鼻の変化”でバズった話と、自己紹介」(2025年5月7日)

美容医療を受ける前の注意について

なお、この記事は医療の専門家が書いたものではないので、鼻の施術を考えているときは、この記事より先に形成外科や美容外科の医師に相談してください。