2026年10月25日の午後3時ごろ、俳優・今田美桜の公式サイトとファンクラブ「イマノミオ」が、2027年3月31日で終わると発表されました。

同じ日の夕方に本人が会員向けのブログで書いた閉鎖の理由は、デイリースポーツの報道によると「30歳を前に新しいスタートとして」という一言だったそうです。

新しく何かを始めるときの言葉と、ファンクラブを閉じる知らせ。

それがどうつながるのか、すぐには飲み込めなかった人もいます。

ただ今田美桜は、2026年の1月と9月に受けたインタビューで、30歳を前にした自分のこれからを話していました。

そのときの言葉をブログの文面と並べると、「新しいスタート」の向いている先が浮かんできます。


始めるのに閉じるという戸惑い

ブログの言葉を読んで、まずほっとした会員は少なくありませんでした。

一方で、午後3時の発表から本人のブログが出るまでの2時間あまり、ネットでは移籍や結婚を探す声が広がっていて、発表と本人の言葉が別々に出た順番に引っかかった人もいます。

まず、移籍や結婚ではないことは、本人が「全くもってそういうことではございません」と書いて、はっきりしました。

けれど、何を新しく始めるのかは、デイリースポーツが伝えたブログの文面には書かれていません。

夜にはYahoo!ニュースもこの話を「公式FC閉鎖の理由説明」として取り上げましたが、それを読んだ人からも、こんな声が出ています。

結局、手もとに残ったのは、「始める」と言いながら「閉じる」という、向きの合わない言葉どうしでした。

 

1月は「ゆったりする時間」

では、何を始めるのでしょうか。

その向きを考える手がかりが、2026年1月にデイリースポーツの単独取材で話していた言葉です。

朝ドラ『あんぱん』のヒロインと紅白歌合戦の司会を務めた2025年を、今田美桜は漢字一字で「走」と表していました。

そのうえで20代最後の年の抱負を聞かれると、「去年よりは少しゆったりする時間も増えると思うので、インプットというか、自分と向き合う時間も大切にしたいと思います」と答えています。

「旅行とか計画を立てるのが楽しみです」とも話していたとのこと。

20代最後の年の抱負として語られたのは、時間の使い方の話でした。

 

9月は「自分のペース」

同じ話は、主演映画『白鳥とコウモリ』の公開後、9月17日に掲載された雑誌GOETHE(ゲーテ)のウェブ版のインタビューでも出てきます。

今田美桜は19歳で福岡から上京するとき、大学への進学を望んでいた両親から、同級生が大学を卒業する22歳で進路をもう一度考えるという条件を付けられたそうです。

「4年間という期限を設けられ、その間に仕事で結果を出さなければいけないと焦ったこともありました」と振り返っていて、19歳から期限つきで走り出した人でした。

 

来年30歳になることを聞かれると、「自分が想像していた30歳とは違いますね。かといって焦っているわけではないんですが」と答えています。

そのあとに続けたのが、この言葉です。

「20代は、とにかく必死で、目の前のお仕事に無我夢中で取り組んできました。でも最近、少しずつ余裕ができたというか、自分のペースがつかめてきました」

「30代は、プライベートも充実させたいですね」とも話していて、GOETHEはこのくだりの小見出しに「仕事だけが人生じゃない」と付けていました。

GOETHEが付けたこの「人生」という言葉に重なるように、会員の呼び名「メジ郎」を使って、こう書いた人もいます。

1月の「自分と向き合う時間」も9月の「自分のペース」も、今田美桜が口にしてきたのは、走り方をゆるめる話でした。


「いいタイミングで」会う形へ

1月と9月の言葉を踏まえてブログの文面を読み直すと、引っかかっていた「始める」と「閉じる」が、同じ方向を向いて見えてきます。

ファンクラブは、会員向けのブログを書き、決まった時期に会員だけのイベントを開いて、本人がファンと会ってきた場所。

ブログの中で本人は、これからのイベントについて「いいタイミングでできたらなと思ってますので、またそこでお会いしましょうね」と書いていました。

本人のこの言葉から読む限り、閉じるのはファンと会うことそのものではなく、決まった枠の中で会い続けるという形だと読めます。

年会費を払う会員のために、決まった形で書き、決まった時期に会う。

その決まった形をいったんほどいて、自分のペースで「いいタイミングで」会う形に変える、ということ。

ブログは「まだまだ3月までは続きますので、それまでは楽しみましょう!!!!♡」と結ばれていたそうです。

ファンクラブの終わりは、今年「自分のペース」を口にしてきた今田美桜が、それを形にしたものなのかもしれませんね。