映画ちいかわの入場者特典第5弾「ひみつ本」は、2026年9月19日から配られている全52ページの小冊子です。

配布10日目の9月28日、公式は第5弾を残っている劇場では10月9日(金)まで配り、第6弾を10月10日から始めると発表しました。

ほかの弾より1週間長い、3週間の配布です。

ただ、2週目の9月26日(土)には、川崎のチネチッタが13時30分の回で配り終えました。

となると知りたいのは、自分が行く劇場にまだ残っているかどうか、ですよね。

シルバーウィークに取り合いになったのは座席でしたが、連休が明けて先に尽きはじめたのは、ひみつ本のほうです。


8日目の週末から大きな劇場が終わりはじめた

最初に「終わりました」の報告が出たのは、配布3日目の9月21日でした。

北海道のシネマ太陽函館で、21日の2回目の上映を最後に配布が終わったという報告です。

初日と2日目は、終わった劇場がひとつも表に出てきていません。

そこから、ファンが集めている配布終了の一覧は、9月23日の時点で14館ほど。

9月27日の夜には、ファンのまとめで58館ほどまで増えています。

9月28日15時の時点で、劇場の公式Xや劇場サイトの告知、見に行った人の報告から、劇場名まで確かめられたのは次の44館です(日付は分かっているものだけ)。

劇場からの告知が見つからず、見に行ったファンの報告やファンのまとめで終了が分かった劇場には「ファンの報告」と付けています。

北海道・東北

  • シネマ太陽函館(北海道) 9月21日(ファンの報告)
  • 札幌シネマフロンティア(北海道)(ファンの報告)
  • シネマサンシャイン苫小牧(北海道) 9月27日
  • 青森松竹アムゼ(青森) 9月27日
  • イオンシネマ新利府(宮城) 9月24日
  • イオンシネマ大曲(秋田) 9月26日
  • イオンシネマ三川(山形) 9月26日

関東

  • TOHOシネマズ日比谷(東京)
  • TOHOシネマズ新宿(東京)
  • TOHOシネマズ渋谷(東京)
  • TOHOシネマズ池袋(東京)
  • TOHOシネマズ錦糸町(東京)
  • TOHOシネマズ大井町(東京)
  • TOHOシネマズ西新井(東京)
  • 立川シネマシティ(東京)(ファンの報告)
  • T・ジョイPRINCE品川(東京) 9月26日
  • 109シネマズプレミアム新宿(東京) 9月26日
  • 109シネマズグランベリーパーク(東京) 9月24日
  • イオンシネマ シアタス調布(東京) 9月23日
  • ユナイテッド・シネマ浦和(埼玉) 9月26日
  • MOVIXさいたま(埼玉) 9月26日
  • イオンシネマ津田沼South(千葉) 9月27日
  • イオンシネマ市川妙典(千葉) 9月26日
  • チネチッタ(神奈川) 9月26日
  • 横須賀HUMAXシネマズ(神奈川) 9月26日

中部

  • イオンシネマ新潟亀田インター(新潟) 9月27日
  • イオンシネマ松本(長野) 9月28日
  • トキワ劇場(長野)(ファンの報告)
  • 岡谷スカラ座(長野)(ファンの報告)
  • イオンシネマ各務原(岐阜) 9月23日
  • ジョイランドシネマみしま(静岡) 9月22日
  • イオンシネマ大高(愛知) 9月26日
  • イオンシネマワンダー(愛知) 9月28日

近畿

  • 舞鶴八千代館(京都) 9月26日
  • 福知山シネマ(京都)(ファンの報告)
  • イオンシネマ京都桂川(京都)
  • イオンシネマ シアタス心斎橋(大阪) 9月22日
  • 大阪ステーションシティシネマ(大阪) 9月26日
  • ジストシネマ南紀(和歌山)(ファンの報告)

中国・四国

  • イオンシネマ岡山(岡山) 9月22日
  • イオンシネマ徳島(徳島)(ファンの報告)

九州

  • 鹿児島ミッテ10(鹿児島) 9月26日
  • シネマサンシャイン姶良(鹿児島) 9月27日(ファンの報告)
  • TOHOシネマズはません(熊本)(ファンの報告)

ここに名前がないからといって、残っているとは限りません。

ひとつ前の第4弾も、配布8日目には終わる劇場が出ていました。

池袋の劇場が17時の回で配り終えたことを伝える、9月12日の投稿です。

第5弾でチネチッタが配り終えたのも、同じ配布8日目の9月26日。

出だしは第4弾よりずっと長く持ったのに、大きな劇場が尽きはじめた日は同じだったわけです。

 

では、その在庫は実際どれくらいありそうなのか。

受け取った人が、初日に奥付まで確かめて書いていました。

本の最後にある奥付に「第一版」と書いてあった、という話です。

版を数えているなら、足りなくなったときに刷り増す余地はあります。

ただ、9月28日の時点で、増刷や追加の配布のお知らせは公式からは出ていないんです。

 

在庫の減り方にもうひとつ関わるのが、受け取れる数の決まり。

同じ上映回で受け取れるのは、座席を何枚持っていても1人1冊です。

この決まりは、第1弾のときから公式ページに書かれています。

中身も全員同じなので、狙ったキャラが出るまで通う理由もなし。

「ひみつ本は4種類ある」という話も一時流れましたが、公式の案内にあるのは1種類だけです。

(この記事の前の版では「第4弾までは、1人で4席を押さえれば4つ受け取れました」と書いていましたが、公式ページでは第1弾から1人1つでした。お詫びして訂正します。)


配布が終わったかは劇場のページとXに出る

では、自分が行く劇場はどうなのか。

残りの冊数そのものは、どこにも出ません。

公式も、配布数や残数についての問い合わせはご遠慮くださいと書いています。

 

ただ、「もう終わったかどうか」だけなら公開している映画館チェーンがあるんです。

ユナイテッド・シネマは、劇場ごとのお知らせページに配布の終わった特典を並べています。

同じように自分の行く劇場のページで確かめて、21日に救われた人がいました。

新宿バルト9のサイトで終了していないことを確かめてから出かけて、15時の回で受け取れています。

逆向きに使った人もいました。

こちらは出かける前に終わりを知ったので、空振りの往復をせずに済んでいます。

ページには「記載がなくても終了している場合があります」という但し書きも付いているので、確約とまでは言えないのが正直なところ。

それでも、出かける前に1回だけ開いておく価値はあります。

9月下旬に入ってからは、劇場のXアカウントが上映回まで書いて知らせるようになりました。

劇場によっては、お知らせページの奥にひっそり載っているだけで見つけにくい、という声も出ています。

 

もうひとつ、押さえておきたいのが終わる単位。

今回の第5弾の案内に書いてあるのは、「配布数が足りなくなった時点で終了」までです。

ただ、9月27日に出た劇場のお知らせの多くは、「12時55分の回をもって」「19時35分の上映回をもって」と、上映回で区切って終えていました。

劇場ごとの在庫というより、「上映回ごとの早い者勝ち」です。

函館も「2回目の上映まで」という終わり方。

朝の回を押さえておけば、その日のうちに終わる劇場でも先頭に立てます。


消えたのはひみつ本ではなく座席だった

連休の初日に先に消えたのは、ひみつ本より座席のほう。

前日の夜には、こんな投稿が流れていました。

始発に近い朝6時半の回から夜10時15分の回まで、まるごと完売していた劇場です。

行列ができる場所が、劇場のカウンターから予約画面へ移っています。

 

東宝は9月21日、この映画の興行収入が公開59日間で158.4億円を突破したと発表しました。

2026年に公開された映画のなかで1位。

ひみつ本の配布は、その勢いがいちばん強い週末にぶつけられた形になりました。

興行収入は連休が明けても伸び続け、9月28日には公開66日間で約168億5000万円に届いたと伝えられています。

 

変わったのは、先に尽きるものの順番。

連休が明けて平日に戻ると、席より先に、ひみつ本のほうが劇場から消えはじめました。

10月9日までに行くなら、先に見ておきたいのは座席より劇場の配布終了のお知らせです。


52ページの中身を誰も書かない

公式が中身について出しているのは、たった3つ。

  • 原作「セイレーン編」の構想時に、作者のナガノさんが描いた秘蔵の設定画
  • 島でいちばん体の大きい島二郎と、いつも腹を空かせているオデが取っ組み合う特別掲載まんが「オデと島」
  • この配布本のためだけに描き下ろされた日常マンガ「むちゃうま日記」

どれも本編の外側にあるもので、物語の結末に触れるものは1つも入っていません。

設定画に描かれているのは、映画に出てくる人魚のふたご、ヒトハとフタバだそうです。

そのふたごには、構想の段階では顔もセリフもあったとか。

 

受け取った人が、ページの内訳まで数えていました。

足すと42ページで、公式が案内している全52ページとは開きがあります。

いちばん厚いのがストーリーイラストの33ページで、しかもその全部に作者のコメントが付いているそうです。

厚みはちょうど、映画館で売っているパンフレット1冊ぶん。

ポケットに入る雑貨だったこれまでのオマケとは、もはや別物と言っていいと思います。

「タダで貰えるのヤベーわ」。

 

ところが、肝心の中身になると急に口が重くなるんです。

「そんな内容になってます皆様…」で終わっていて、どんな内容なのかはひとことも書いていません。

もっと短い人もいました。

「もうほんとに、もう!」

これで全文。

 

そろって中身を伏せているのには、語彙が尽きた以外の理由もありそうです。

入っているのは本編になる前の絵と描き下ろしのまんがなので、公式が出した3つより先を話せば、それだけで映画の裏側を明かすことになります。

これから受け取る人のために、みんな自分で口をふさいでいます。

 

中身を楽しむ前に、受け取るところで知っておくと得することが3つ。

ひとつめは渡されるタイミングで、チケットを買ったときではなく、シアターへ入るときに手渡されます。

「席の予約だけ済ませて先にもらう」といった裏ワザは通用しません。

劇場に着いた時点でも、観終わったあとでも渡さない、と念を押されています。

ふたつめが、袋に入っていない状態で手渡されること。

サイズはコミックやパンフレットと同じA5なので、入る袋を1枚持っていくと安心ですね。

みっつめが、紙の弱さです。

薄い冊子なので、鞄に入れて少し持ち歩くだけで反ってしまうみたいですね。

公式も特典ページに、冊子に僅かなたわみが出る可能性があり、不良品ではないと書き添えています。

持ち帰るときは、厚みのある本に挟んでおくのが安全です。


鮭の字を間違えたと作者が言い出した

9月20日の夜、公式から思いがけないお知らせが出ました。

ひみつ本の中に誤植があった、というお詫び。

うさぎ役の声優・小澤亜李さんの名前が「小澤亜季」になっていて、裏表紙では「掲載」が「掲戦」になっていたとスポニチが報じました。

再発行と特典交換の予定はない、と書き添えられています。

数量限定の冊子ですから、誤植の入ったまま全員の手元に残る形です。

9月28日になっても、直した版を刷るという知らせはありません。

 

ここまでなら、よくある訂正のお知らせですよね。

ところが同じ夜、ナガノさん本人が、イラスト1枚と絵文字だけの投稿でもうひとつの間違いを出してきました。

オリコンによると、その絵のなかでナガノさんは「何この漢字ッ!!」と驚き、「MACHIGAEMASHITA!! SUMIMASEN」と謝っています。

「むちゃうま日記」に出てくる「鮭」の字が、まるごと「觟」になっていたそうです。

角の生えた羊や神獣を指す、日常ではまず見ない漢字だとか。

しかも同じページに5回も出てくるので、読んだ人はそこで引っかかります。

 

誤植が2件も出れば荒れそうなものですが、集まったのは擁護の声でした。

本の作りから、相当な突貫工事だったのだろうと逆算している人です。

そのうえで「ゆっくりしてけろ」。

誤字より先に伝わったのは、作り手が走ったという事実です。


メルカリの値段は1000円で止まった

初日の夜、いちばん強い言葉が飛んでいたのはフリマアプリでした。

配布が始まったその日のうちに、大量の出品が並んだからです。

ただ、第4弾までのように「当たりの1個だけを高く売る」やり方は今回は使えません。

値段はだいたい2000円前後で、大人の映画代とほぼ同じ金額。

チケット代と手数料を引くと、売った側にはほとんど残りません。

 

その2000円が、3日目には崩れています。

2000円を割る出品が増え、300円や500円まで出てきました。

ここまで来ると、儲けるつもりで席を押さえた人はもう回収できません。

この方は、利益を考えずに好きな人へ渡そうとしている出品だろう、と受け取っています。

 

2週目に入ると、値段は1000円前後で落ち着きました。

毎晩メルカリの相場を記録している人によると、9月22日の1200円から、23日以降は1000円のまま動いていません。

映画代の半分ほどで手に入ってしまうので、迷いはじめる人も出てきました。

転売から買いたくない気持ちと、映画代の半分という値段が、同じ人の中で引っぱり合っています。

では儲からないのだから目くじらを立てなくていいのかというと、返ってきた言葉は逆でした。

叩かれているのは儲けた金額ではなく、「実質タダで観るために1冊を持っていった」という筋の通らなさです。

 

そして矛先は、もうひとつ先まで伸びました。

ひみつ本を読んでいた隣の席の子が、本編が始まる前に出ていった。

この方も「転売目的ではないと信じたい」と書き添えていますが、満席のはずなのに前の列が空いていた、という似た報告はいくつも流れています。

いちばん足りなかったのは座席でしたから、1席が空いたまま終わる意味はふだんより重くなりますよね。

 

ただ、疑いの目は受け取った側にも向きます。

転売目的だと思われたくなくて、ちいかわの帽子や鞄を身につけて劇場へ行った。

受け取る資格を疑われないための装備まで、出かける前に自分で選ばないといけません。

ファンまでまとめて疑えば、最初から売るつもりだった人は、かえって見分けにくくなるだけです。


ひみつ本を公式に買う窓口はない

配布が決まった直後から、「欲しい」の次に多く並んでいたのがこの一言です。

公開が終わったあとでいいから電子書籍でも出してほしい、という声。

お金を払う気はあって、払う先が用意されていないことに困っている人たちです。

ただ、公式の注意書きには、ひみつ本は非売品で、転売も内容の複写・複製も一切禁止と書かれています。

公式にお金を払って「普通に買うルート」は、いまのところ存在しないのです。

 

もう一歩踏み込んだ提案を書いている人もいました。

全国の配布が終わったあとなら、公式が有料でネットに出しても誰も損をしません。

投稿の後半で、売り方まで指定している人もいました。

原作の単行本を出すときの特典として、あとから復刻してほしい、という案。

転売業者を通さずに買う道を、ファンが先に考えはじめています。

 

そして9月28日、次の入場者特典が発表されました。

10月10日から配られる第6弾は、ちいかわ&ハチワレ、うさぎ&モモンガの2人組のチャームです。

第5弾は10月9日までなので、残っていても2つを同時にもらうことはできません。

すでに配り終えた劇場では、10月10日まで特典のない日が続きます。

第6弾がいつから・何回観れば2種そろうのかは、こちらの記事で。

第6弾ちいかわ特典はいつから?公式が書いていないことまとめ

連休に席を取れた人も、10月9日の最終日に駆け込む人も、読みたいのは同じ52ページです。

だからこそ、劇場の配布終了のお知らせひとつに、これだけの人が目をこらしているのでしょうね。