7人組のWEST.が10月末の大型フェスに出ないと発表されたのは、2026年9月15日の昼過ぎのことでした。

大阪の万博記念公園で10月31日と11月1日に開かれる「KAMIGATA EXPO PARK FES 2026」、ファンがカミガタと呼んでいるお祭りです。

サイトに掲載された文字は、事務的なたった3行。

出演を見合わせること、メンバー個人での出演もないこと、タイムテーブルを変更することでした。

ところが、サイトを見に行ったファンが「あれ?」と異変に気づいてしまいます。

関ジャニ∞の横山裕の名前がついた「横山万博」という枠も、関西ジュニアのライブも、いちばん最初の開会宣言までもが、時間割からまとめて消えていたんです。

「WEST.が出ないだけなのに、なんで?」と首をかしげたくなりますよね。

このグループでは2026年8月30日に、藤井流星と小瀧望の脱退が発表されたばかりでした。

翌日の仕事に響く日曜の深夜に、退所日も伏せたまま出された告知。

「なぜそんなに急いだの?」と疑問が湧くのも当然ですよね。

払い戻しの締切がいつまでなのかも含めて、順番に確かめていきますね。

昼過ぎに出た3行の告知

出された理由は「7人での出演が難しくなった」という、たった一行だけ。

今後の予定も残る5人の方針も決まらぬまま、先に「不参加」だけが決まった形です。

多くの人が引っかかったのは、この知らせの届き方でした。

「公式より先にネットニュースで知った」という人が、かなりいたんです。

大事な知らせほど「まずはファンクラブで教えてよ」と思いたくなりますよね。

その気持ちは、とてもよく分かります。

ただ、運営からの伝え方には「もうひとつのルート」があったんです。


当選した人にだけメールが届いた

チケットに当選していた人のところには、同じ日にファンクラブから個別のメールが届いていました。

その文面を見せてくれた人がいます。

「本公演におきましては、WEST.の出演を見合わせることとなりました」と書かれ、そのあとに「WEST.の出演並びにメンバー個人での出演もございません」と続きます。

楽しみに待っていた人たちへの詫びの言葉があって、最後は「ご同行者様にもお伝えいただけますようお願いいたします」という一文。

当選した人には直接メール、それ以外の人にはネット経由。連絡が二手に分断されていたんです。

 

会場に行く予定がなくても、あの2日間を楽しみにしていた人はいるはずです。

同じファンなのに、当落だけで「直接の連絡」と「放置」に分かれてしまった。

「対応が遅すぎる」と愚痴りたくなるのも分かります。

払い戻しの締切は9月17日の昼

メールを読んで一番焦るのが、返金手続きの短すぎる期限。

受付が閉まるのは、2026年9月17日の木曜日、午前11時59分

発表の9月15日から考えると、猶予は丸2日も残されていません。

案内文にも「期間が短いので急いで」と、運営自身が注意書きしていました。

 

払い戻しの対象は、10月31日と11月1日の両方です。

手続きは会員サイトにログインして、カミガタの申込結果のページから「抽選結果を確認する」へ進み、そこにある払い戻し受付フォームで行う流れ。

手続きできるのは代表者だけなので、同行した友達は自分でお金を戻せません。

グループで出ないだけなら、いじるのは自分たちの出番の時間だけで済みます。

ところが個人も出ないとなると、誰がどの枠に出るか最初から組み直しです。

そのしわ寄せが、次に開いたタイムテーブルの画面に出ていました。


消えたのはWEST.の枠だけではない

時間割から落ちたのは、いちばん最初の開会宣言、そのあとに続くはずだった横山万博、そして関西ジュニアのライブでした。

この「横山万博」が、ファンのあいだで横山会と呼ばれて楽しみにされていた枠です。

タイムテーブルに残ったのは、朝の開園と大トリの合同ステージだけでした。

昼間の出演枠は、すべて文字通りの「準備中」に巻き戻っています。

 

この日は、トップページも作り替えられました。

出演グループのロゴがずらりと並んでいた場所が、まるごと空っぽ。

カミガタの看板ロゴが変わるのはこれで2度目で、1度目はファンの指摘による描き直しでした。

公式が添えていたのは「一旦未定」の4文字。

消えるのはWEST.の枠だけのはずなのに、無関係な出番まで消えています。

開会宣言まで消えた画面を見て「フェス自体が中止?」と受け取った人が大勢いました。

横山会は白紙に戻っただけだった

けれど、公式はどこにも中止とは書いていません。

2日間の構成を一からやり直すため、全枠を引っ込めて再調整している最中です。

「一旦未定」という説明も、ステージを並べ直すためなら腑に落ちます。

とはいえ、見ている側の気持ちがそれで収まるかというと、そこはまた別の話。

作り直しだと分かったうえで、それでももう一度あの枠が現れてほしい、とお願いしています。

白紙ということは「復活する可能性」も「消える可能性」も半々だということ。

続報が出るまで、コラボ枠の存続は「五分五分の状態」なんです。


あの夜11時はこの日のためだった

藤井流星と小瀧望の脱退が発表されたのは、2026年8月30日、日曜日の夜11時でした。

しかも、いつ脱退するのかという肝心の時期は未定のまま。

事務所側は「仕事先との調整があるから先に伝えた」と釈明しています。

フェスの本番が迫っていたから、日付が決まる前でも言うしかなかったわけです。

そして10月末までのスケジュールで、7人そろって出ることが決まっていた最大の仕事が、このカミガタでした。

 

発表の文面に、カミガタという名前は出てきません。

それでも、日曜の深夜に急いで言わなければならなかった相手がこのフェスだったと読むのは、そう無理のある話ではないと思います。

脱退日より早い発表はこのフェス対策で、16日かけて出た結論が「不参加」でした。

あの夜の発表を見て「着地点もないのに発表させられたの?」と感じた人はいたはずです。

今回の見合わせは、その感じ方が当たっていたことを静かに裏づけてしまいました。

ただ、16日かかったこと自体を責めたい人はあまりいないと思います。

ぎりぎりまで7人で立つ道を探していたなら、それだけの日数はどうしても必要。

運営が急いだのは発表だけで、関係各所との話し合いに手間取った形です。

出演の可否を決めてから言えば、ファンを16日も不安にさせずに済みました。

関ジュの出番が増えると読んだ人

消えた枠のなかで、いちばん心配されていたのが関西ジュニア、いわゆる関ジュのライブでした。

「関ジュ目当て」で応募した人も多く、大舞台の機会が少ない後輩たちです。

「先輩の都合で枠を削られるのだけは勘弁して」という声が、発表の直後からいくつも流れていました。

ところが、同じ白紙を反対から読んだ人たちもいます。

大きな枠がひとつ空いたのだから「そこに後輩が入るのでは?」という読み方。

関ジュの出番はむしろ増えるのでは、と書いている人は何人もいました。

白紙ということは、フェスでいちばん長い枠を誰に託すかも決まっていないということ。

その役が今回まわってくるなら、それはそれで見てみたい2日間になると思います。


先輩に迷惑という言葉が出はじめた

この日のうちに、先輩に迷惑をかけている、という言い方も出てきました。

横山万博も後輩の枠も飛んだのだから、その責任は誰にあるのか。

矛先は、抜けると決めた2人へ向かいます。

ただ、同じ「迷惑」という言葉が、こんなふうに使われてもいました。

「単独でイベントをやって」「通販だけでも」とすがる声も、同じ場所に並んでいます。

「周囲に迷惑をかけた」のではなく「迷惑をかけないための辞退」だった。

この順番で読み直すと、同じ3行の告知がまったく別のものに見えてきます。

いま7人で歌えば、パフォーマンスより「脱退の噂」で客席がざわつくはずです。

その日を楽しみにしてチケットを取った他のグループのファンには、そのざわめきがそのまま自分の時間に被さってきます。

客席にいる自分の推しの番なのに、まわりは別のグループの話ばかり。

フェス全体の雰囲気を壊さないためには「辞退」しかなかったのかもしれません。

 

残る5人がブログを更新した際も、読者から「謝罪はいらない」と返っていました(そのときの空気は5人のブログに違和感を抱いてしまうワケにまとめています)。

「誰かを責めたい」と本気で怒っている人は、一部だけのはずです。

モヤモヤした感情が、目の前にいるメンバーに当たってしまうだけなんですよね。

ツイン担はどこにも立てないでいる

脱退する藤井流星と小瀧望は、背丈の並んだ2人組としてツインタワー、縮めてツインと呼ばれてきました。

その2人を推しているのが、ツイン担の人たちです。

グループを去る時期も、これからの活動先も、具体的な話はゼロのまま。

そのうえで、7人で立つ姿を見られるかもしれない残りわずかな機会のひとつが、今回のカミガタでした。

見られたはずの、2日間。

WEST.担の友人に同行していた人は、友人が返金を選べば連番ごと消えます。

チケットも、予約した遠征先のホテルも、友達との約束も一気に狂ってしまった人がいます。

そして2人のファンには「いまは口に出せない」別の本音があります。

去っていく側を応援していると、今のタイムラインでは「好き」と呟けません。

グループを離れること自体は2人が説明し、残るメンバーも受け止めています。

それでも、ショックを受けているファンが隣にいると「好き」と言いづらい。

別れの日が来る前に、推しの名前すら呟けない息苦しさが始まっています。


払い戻しでは返ってこないもの

同じことを先に通ったファンが、関ジャニ∞にいました。

エイトというのは関ジャニ∞のこと。

6人になって最初の公演で、友達がショックでトイレから戻ってこなかった、と書いています。

声がない、姿がない。

その様子を想像すると「返金の確定ボタンを押せない」という迷いも分かります。

 

メンバーが減った新しい姿を目の当たりにする日は、ファンならいつか通る道です。

今回の見合わせは、その日を少しだけ先へずらしただけ。

予定が先延ばしになったぶん、ファン側にも心の準備をする時間ができました。

 

払い戻しの受付は、2026年9月17日の昼で閉まります。

戻ってくるのはチケット代だけ。

遠征のために空けた有給も、友人と語り合うはずの時間も、画面からは戻りません。

COMING SOONと書かれたあの大きな余白に、これからどんな名前が並ぶのか。

そこに何が入っても笑って受け入れます、と今から決めておかなくていいと思いますよ。

待ち望んだ予定が白紙になった日くらい「ショックだ」と嘆いていいはずです。