「若かりし頃の風磨くん本当に怖い」

2026年9月27日、そんな一言が添えられた19秒の動画を見て、ぞっとした人も多いはずです。

映っているのは、Sexy Zoneのころの菊池風磨と、いまは芸能界を離れているマリウス葉。

撮られたのは10年以上前、マリウスがまだ13歳か14歳のころでした。

年の離れた先輩が、中学生の子にあの勢いで向かっていく。

とても笑って見られる場面ではないんですよね。

 

あの頃の2人のあいだで何が起きていたのか、そして2人はほんとうに不仲だったのか。

19秒の動画に映っていたもの

動画は、Sexy Zoneの初めての冠番組『Sexy Zone CHANNEL』、通称セクチャンで2014年から2015年ごろに流れた企画「マリウスの一発ギャグ大会」の一場面です。

マリウスが披露したのは、「動くレインボーブリッジ」というギャグ。

床に体をあずけて、橋の形をつくってみせるものです。

そこへ菊池風磨が勢いよく踏み込み、床のマリウスに荒っぽく絡んでいきます。

床にいる年下の子へ、あの勢いで向かっていく時点で十分に怖いんですよね。

しかも、揺れる画面では足がどこに当たったのかまで見えないぶん、なおさらです。

 

当時の番組を見ていたファンの中にも、ずっと同じ気持ちを抱えていた人がいました。

「誰も注意しないの?」という引っかかりは、10年たっても消えていなかったわけです。

 

2026年9月19日にtimeleszの新メンバー、猪俣周杜が逮捕されてから、彼を選んだ菊池風磨の昔の映像にも目が向くようになりました。

timeleszは、Sexy Zoneが2024年に名前を改めたグループです。

猪俣周杜の逮捕の経緯はこちら。

timelesz猪俣周杜の水彩イラスト
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逮捕のあと菊池風磨に向けられた声は、こちらにあります。

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菊池風磨とマリウス葉のプロフィール

デビューした2011年の年末、中島健人・菊池風磨・佐藤勝利・松島聡・マリウス葉の5人は、全員がまだ10代でした。

いちばん年下のマリウスと菊池風磨は、5つ違いです。

  • 菊池風磨(きくち ふうま)
  • 1995年3月7日生まれの31歳、東京都出身
  • 2008年4月に事務所へ入り、2011年11月に16歳でデビュー
  • 2017年3月に慶應義塾大学総合政策学部を卒業
  • 2024年4月にグループ名がtimeleszへ
  • 2024年9月からは、新メンバーを選ぶオーディション『timelesz project -AUDITION-』で審査する側に
  • マリウス葉(まりうす よう)
  • 2000年3月30日生まれの26歳、ドイツ・ハイデルベルク出身
  • 父はドイツ人、母は元宝塚の男役
  • 2011年1月に事務所へ入り、同じ年の11月に11歳でデビュー
  • 2018年4月に上智大学国際教養学部へ入学、2021年9月にスペインの大学へ編入
  • 2020年12月に体調不良で芸能活動を休止
  • 2022年12月31日にSexy Zoneを卒業し、芸能界を引退

松島聡とマリウスが外された2014年

セクチャンが放送されていた2014年、グループの中で松島聡とマリウスの扱いが大きく変わります。

5月のコンサートで、2人はSexy Zoneに名前を残したまま、それぞれジャニーズJr.と組む別のユニットへ回されることになりました。

2014年11月に出たシングル「君にHITOMEBORE」も、歌っているのは中島健人・菊池風磨・佐藤勝利の3人だけ。

5人の形に戻るまでには、1年以上かかりました。

 

あの「一発ギャグ大会」が撮られたのは、ちょうどそんな時期です。

グループの中では一段うしろに置かれ、番組ではいじられ役にまわる。

13歳の子がひとりで受け止めるには、重すぎる時期だったと思います。

マリウス葉が引退で書いた言葉

マリウスは2020年12月に体調不良で活動を休み、2022年12月、グループの卒業と芸能界の引退を伝えるコメントに、こんな一文がありました。

「期待に応えたいと精進するうちに、自分が本当はどんな人間なのか、何が好きなのか、何が必要なのか等わからなくなり、自分を見失ってしまいました」

ドイツから11歳で日本へ来たマリウスを知る人ほど、この言葉は重く響きます。

知的で聡明だった男の子が、自分を見失うほど頑張り続けていた。

そこが、いちばんやりきれないところなんですよね。

卒業後も続いた2人の付き合い

では、2人は不仲だったのか。

マリウスのお母さんは、2024年3月7日、菊池風磨の誕生日に合わせてブログにこう書いていました。

「マリウスが大変な時もひと時もマリウスと離れずいてくれた事忘れません!」

 

マリウスと松島聡がグループから少し離れていた時期には、菊池風磨の家族との食事にお母さんも誘われていたそうです。

添えられていたのは、「感謝しかないです」の一言。

さらに2024年8月、菊池風磨はツアーのあと、マリウス、佐藤勝利、松島聡と3日間一緒に過ごしたことをInstagramで明かしました。

2人の付き合いは、卒業したあとも続いています。

芸能界を離れたマリウス葉の今

芸能界を離れたあとも、マリウスは自分の言葉を外へ届ける場に立ち続けてきたんです。

  • 2024年4月号から、雑誌『SPUR』で連載
  • 2026年7月、映画『白パンと独裁者』のジャパンプレミアに登壇
  • 2026年10月1日発売の『ビッグイシュー日本版』で表紙とインタビュー
  • 2026年12月19日、京都府国際センター設立30周年のトークショーにゲスト出演の予定

2026年9月に公開された美術サイトのインタビューでは、アートに惹かれた理由をこう話していました。

「それまで、自分が見られる側だったので、見る側に移ったこともすごく新鮮だったんですよね」

あの19秒の怖さは消えなくても、いまのマリウスが自分で選んだ場所で話していることには、少しほっとしますね。