妊娠させる。

病院にも付き添わない。

お金も払わない。

浮気相手を自宅に入れる。

2026年10月10日の午後、暴露系のXアカウント「DEATHDOL NOTE(デスドルノート、通称デスドル)」が、俳優の鈴鹿央士の名前の下にこの4つを並べました。

いちばん引っかかるのは、2つ目の「病院にも付き添わない」です。

体に起きることも、病院へ向かう日の心細さも、お金のことも、全部を女性がひとりで抱えることになる。

そういう男の人の話を、女性はこれまで何度も見聞きしてきたんですよね。

この4つの話が本当かどうかは、まだ分かりません。

ただ、もし本当なら、相手の女性がひとりで背負ったものは、冒頭の4行ではとても書ききれない重さです。

鈴鹿央士について書かれた4つの話

デスドルは鈴鹿央士に【知名度A】という格付けを付け、名前の下の「備考」に4つを並べました。

添えられていたのは、LINEのトーク画面とされる写真と、インスタグラムのDM画面とされる写真、それに本人とされる男性が写った7秒ほどの動画。

DMの画面のいちばん上には、鈴鹿央士の名前と、本人のアカウントだと示す認証バッジ、公式アカウントと同じIDが写っていました。

 

そのあと、デスドルは投稿の下にこう書き足しています。

「AIではございません(その他にも多数の証拠がございます)」

デスドルの投稿には、その「病院」が何のためだったのかまでは書かれていません。

それでも、「子供堕胎させたけど責任とらずお金すら払ってないってこと…?」という声がすぐに上がりました。

妊娠がわかって、病院に行って、その先をひとりで決める。

4つの順番を追うと、どうしてもそういう流れが浮かんでしまいますよね。

しかも最後が「浮気相手を自宅に入れる」なのですから、もし本当なら、相手の女性がどんな気持ちでこの順番を過ごしたのかと考えてしまいます。

鈴鹿央士のプロフィール

俳優の鈴鹿央士
引用元:フォスター 公式サイト(https://www.web-foster.com/)
  • 名前=鈴鹿央士(すずか おうじ)
  • 生年月日=2000年1月11日(26歳)
  • 出身=岡山県岡山市
  • 所属事務所=フォスター
  • デビュー作=映画『蜜蜂と遠雷』(2019年)
  • 主な出演=『ドラゴン桜』『silent』『嘘解きレトリック』

芸能界に入ったきっかけは、2016年に母校で撮影された映画にエキストラとして加わり、出演していた広瀬すずの目にとまったこと。

まだ高校2年生のころの話です。

ドラマ『silent』で、主人公をそっと支える湊斗くんを演じた人、と言えば顔が浮かぶ人も多いと思います。

 

この秋は、主演映画『藁にもすがる獣たち』が9月25日に公開されたばかりでした。

ひまわりの花束を抱えた鈴鹿央士のイラスト

10月1日には、本人がこう書いています。

ひまわりの花束を抱えて笑うこの写真の9日後に、あの暴露です。

やさしい役が似合う人だからこそ、裏切られたような気持ちになりますよね。

付き添わない男が女性に残すもの

もし、その病院が中絶の手術のためだったとしたら。

妊娠の初めのころの手術は、静脈から入れる麻酔で眠っているあいだに行う病院もあり、終わったあとはふらつくこともあります。

ある産婦人科の案内には「お迎え人の無い方は、タクシーで帰宅してもらいます」とあり、帰ってからも翌朝まで横になり、3日ほどは安静にするよう書かれています。

迎えに来る人がいなければ、麻酔の抜けきらない体でタクシーに乗って、ひとりの部屋に帰る。

 

その前には、同意書もあります。

結婚していれば、法律で夫の同意が求められます。

結婚していなければ法律の上では要らないのに、訴えられるのを避けたくて、相手の男性の署名を求める病院がしばしばあるそうです。

同意書の欄に「夫又は相手の男性の署名は、必ずその本人が書き、捺印すること」と書いている産婦人科もあります。

もしこの話が本当なら、体の痛みも、相手の署名がもらえない同意書も、ひとりの帰り道も、全部が女性の側に残ったことになります。

2009年の任せきりにした男への判決

そして3つ目の「お金も払わない」。

中絶の手術には健康保険が使えず、妊娠の初めのころでも7万〜20万円ほどかかる病院が多いとされています。

2009年10月15日、東京高裁は、妊娠がわかったあと逃げるような態度をとった男性に対して、女性の体と心の負担を軽くし、お金の負担も分かち合うよう努める義務があると判断しました。

話し合いも支えもせず、中絶を女性に任せきりにしたこと自体が、不法行為とされたんです。

逃げた男性が払うことになった代償は、手術の費用の半分や慰謝料を含めて、100万円を超えました。

 

相手の男性が逃げてしまったせいで、もっと追い詰められた女性もいます。

2020年6月には、相手の男性の同意が得られずに中絶できる時期を過ぎてしまった女性が、ひとりで出産し、赤ちゃんの遺体を遺棄したとして逮捕される事件がありました。

この事件について、産婦人科医の宋美玄(ソン・ミヒョン)はこう書いています。

お金から逃げる男が、ここまで女性を追い詰めることもあるんです。

3000万円で売り買いされたデスドル

名前を書いたデスドルは、学校のいじめの動画を晒す投稿で、2026年のはじめに一気に名前が知られたアカウントです。

いまはアイドルや芸能人の恋愛や不倫の話も扱っています。

2026年6月、創設者は「負けたらアカウントを消す」と約束した格闘技の試合に負け、「全アカウントを削除いたしました」と報告しました。

ところが翌日にはもうアカウントが戻り、「買い取った」と名乗り出たのが、女性の体を使った派手な演出で話題になってきた実業家、坂井秀人。

6月17日、坂井秀人は「本日、Xアカウント @DEATHDOL_NOTE を3000万円で取得したことをお知らせいたします」と発表し、今後は「暴露・告発・個人攻撃等の用途ではなく」使うとも書いていました。

「暴露には使わない」と書かれたアカウントが、4か月足らずでまた、俳優の妊娠の話を書いたことになります。

2日で認めた人気ゲームの音楽P

アカウントが売られる前の話ですが、デスドルに書かれて、本当に認めた人もいます。

人気スマホゲーム「あんさんぶるスターズ!!」の音楽プロデューサーだった桑原聖の不倫の話が、2026年6月4日にデスドルに書かれたとして騒ぎになりました。

その2日後の6月6日、桑原聖は自分のXで音楽プロデューサーを辞めると発表し、「主要な部分につきましては概ね事実となります」と書きました。

会社も同じ日に謝罪し、「真実とは異なる部分が幾つかあるものの、概ね事実と確認」と発表しています。

細かいところに違いがあっても、大筋が当たっていれば、表舞台を降りるまでわずか2日。

 

認めた人が払った代償は、それまで任されていた仕事そのものでした。

そしてデスドルは今回も、まだ見せていない「多数の証拠」があると予告しています。

もし本当なら、鈴鹿央士が黙ったまま通り過ぎていい話ではないですよね。