timeleszの猪俣周杜が傷害の疑いで逮捕されてから、この数日で、彼の過去が次々と掘り返されています。

オーディションに出る前のYouTube動画や、グループに入った直後に出回った画像、冠番組に映っていた場面、嵐の相葉雅紀とのやりとりまでが、切り抜きになって流れてきました。

どれかが話題になるたびに決まって添えられているのが、「プロ意識がない」という言葉。

逮捕は突然の出来事に見えて、本当はもっと前から危うさが出ていたのではないか。

たどってみると、気になる場面はたしかにありました。

今回は、オーディション前から事件の直前まで、猪俣周杜の過去を順番にまとめていきたいと思います。


逮捕のあとに次々と出てきた過去

報道によると、猪俣周杜は2026年9月18日の午後10時半ごろ、東京・江東区辰巳のコンビニの駐車場に止めた車の中で、26歳の知人女性の顔を殴るなどしてけがをさせた疑いが持たれているそうです。

女性は鼻から血を流した状態で店に駆け込み、「彼氏に殴られた」と助けを求めたとのこと。

翌19日に警視庁が逮捕し、20日には送検されて、10日間の勾留が認められたと報じられています。

本人は「手が当たってしまったかもしれない」と話していて、容疑は否認。

所属事務所のSTARTO ENTERTAINMENTは、当面のあいだ謹慎とし、活動を休止すると発表しました。

 

逮捕の知らせが広がると、「そういえば、あのとき」と過去の場面が次々に持ち出されることに。

ひとつずつなら、笑い話か噂で終わっていたものばかりです。

それが逮捕のあとに並べられると、全部がつながっているように見えてしまうんですよね。

 

猪俣周杜のプロフィール

猪俣周杜は、逮捕されたとき25歳でした。

  • 名前:猪俣周杜(いのまた しゅうと)
  • 生年月日:2001年8月17日
  • 出身:茨城県
  • 身長:172cm
  • 前の仕事:塗装業(父親の会社)
  • 所属:STARTO ENTERTAINMENT/timelesz

この「塗装業」は、本人の口から聞くと少し印象が変わります。

グループに加わった直後のラジオ『timeleszのQrzone』(文化放送)で、猪俣周杜は「茨城県出身の23歳、元塗装業の猪俣周杜です!」と自己紹介しました。

ところが仕事の中身を聞かれると、お父さんの会社の「レシート管理とか」で、塗装そのものは「したことないです」とのこと。

すかさずメンバーの菊池風磨に「経理じゃん」と突っ込まれていた、とモデルプレスが伝えています。

 

アイドルとして歩き始めてから逮捕までは、4年ほど。

いま掘り返されている場面も、この中に全部入っています。

  • 2022年10月 男性アイドルグループ「8iper(ハイパー)」で活動を始める
  • 2024年2月 8iperのYouTubeで「手を出すのはマジヤバい」と話す
  • 2024年5月1日 timeleszの新メンバーオーディションの応募受付が始まる
  • 2024年5月 「体調不良」を理由に8iperを卒業
  • その後 父親が営む塗装業で事務を担当
  • 2024年9月 Netflixでオーディション番組『timelesz project -AUDITION-』(通称タイプロ)の配信が始まる
  • 2025年2月15日 新メンバー5人のひとりとしてtimeleszに加入
  • 2025年3月 女性とのプリクラや、マッチングアプリの画面とされる画像が出回る
  • 2025年9月 冠番組で、外国人の女性に電話番号を聞かれる場面が放送される
  • 2026年5月 相葉雅紀とのサシトークで「夜食」のテーマを選ぶ
  • 2026年9月19日 傷害の疑いで逮捕

このうち、timeleszのメンバーとして過ごしたのは1年7か月でした。


メン地下時代の「手を出すのはマジヤバい」

年表の最初に出てくるのは、いわゆるメン地下(メンズ地下アイドル)のグループ。

テレビよりも、ライブハウスでの公演やSNSを中心に活動する男性アイドルのことを、こう呼びます。

猪俣周杜はここで「猪戸周杜(ししど しゅうと)」と名乗り、タイプロに出る前から、アイドルとしてステージに立っていました。

 

そして、いま広まっているのが、この8iper時代の動画。

ニュースサイトのSmartFLASHによると、8iperのYouTubeで公開されていたのは「『今まで出会ったクズ男エピソード』を女子に募集した結果がマヂでヤバすぎました…」という動画。

その中で、視聴者から寄せられた「友達が彼氏にDVされていて、守ろうとしたら私も殴られた」というエピソードが紹介されたそうです。

メンバーが「それはクズ」と口をそろえる中で、猪俣周杜が言ったのが「手を出すのはマジヤバい」という一言でした。

逮捕のあと、この場面の切り抜きが一気に広がっています。

ネットには「特大ブーメラン」「言ってることとやってる事がチグハグ」といった声が並んでいて、そう言いたくなる気持ちもよく分かるところ。

 

タイプロからデビューしたメンバーの中には、猪俣周杜のように、旧ジャニーズ事務所で下積みをするジャニーズJr.を経ていない人もいるので、「アイドルとしては素人だったから」という見方もよく出てきます。

ただ、見落とされがちなのが、2年半前の時点で、猪俣周杜がもう、視聴者から届いた声にカメラの前で答える仕事をしていたこと。

8iperでの活動は、およそ1年半。

かと思えば、「元メン地下だから」と経歴でひとくくりにする声も。

素人と呼ぶには経験があり、経歴だけで片づけるには材料が足りないのが、猪俣周杜です。

アイドルとして人前に立つのは、タイプロが2度目でした。

「手を出すのはマジヤバい」と話したのも、最初のアイドル活動の最中のこと。


加入直後に出回った『13month』

次は、グループに入ってすぐの出来事。

timeleszに加わっておよそ1か月後、ネットには本人のものとされる私生活の画像が、立て続けに出回りました。

ひとつは女性とのツーショットのプリクラ、もうひとつはマッチングアプリのプロフィール画面です。

逮捕のあとには、その両方がそろって、あらためて広まることに。

 

恋人との記念と言われたプリクラ

ニュースサイトのサイゾーの報道によると、画像には「13month」という文字が書き込まれていて、「交際1年1か月の記念では」と騒がれたそうです。

写っている男性の黒い上着が、タイプロの2次審査で着ていた私服によく似ている、という指摘も。

もっとも、最近のプリクラは加工が強く、写っているのが本人かどうかは見分けがつかないとも伝えられています。

事務所がこの件について何か説明したという報道も見当たらず、真偽は分からないまま。

 

本人のものと言われたマッチングアプリ

同じころに出回ったのが、マッチングアプリ「Tinder」のプロフィール画面とされる画像です。

「しゅうと」という名前に「19」という年齢が添えられていて、出身や服装が重なることから、ネットでは本人のものだと言われています。

表示どおりなら、アイドルになる前の画面ということになりますが、本人や事務所が認めたという報道は、こちらも出ていないまま。

 

仮にどちらも本人のものだったとしても、恋愛やアプリの利用そのものは、責められる話ではありません。

それでも話題になったのは、加入からわずか1か月で、本人のものかもしれない私生活の画像が、もう次々と出回る状態になっていたから。

サイゾーも当時、加入前の私生活が「お咎め」の対象になるのか、と書いていました。

結局このときは、何も起きないまま春が過ぎていきます。


番組のカメラが映していた2つの場面

デビューしてからの猪俣周杜は、冠番組『タイムレスマン』(フジテレビ系)で、少し抜けたところのある弟のような存在として親しまれてきました。

いま繰り返し再生されているのは、その同じ番組のふたつの場面。

ひとつは夜の街でのロケ、もうひとつは嵐の相葉雅紀とのふたりきりのトークで、どちらも本人が「カメラが回っている」と分かっていたはずの場面でした。

 

差し出された電話番号

2025年9月2日の深夜に放送されたのは、「アーユーハングリーマン」という企画の後半戦。

お好み焼きを食べに行きたい外国人観光客を夜の街で探すという内容で、猪俣周杜はメンバーの松島聡と組んで街を歩いていました。

その終わりぎわに「周杜にまさかの展開が!」というテロップが出て、外国人の女性から「私の電話番号欲しい?」と聞かれる場面が映ります。

逮捕のあと、この場面の切り抜きがふたたび広まりました。

ただ、あの場面はもともと、番組が「まさかの展開」として見せ場に作ったもの。

番組の中でどう返したのか、放送のあとで実際に連絡を取り合ったのかまでは、どの報道も伝えていません。

 

相葉雅紀が最後に選んだ『夜食』

もうひとつの場面は、2026年5月29日の放送から。

この回は相葉雅紀をゲストに迎えた「サシトーク」という企画でした。

メンバーが「相葉先輩と話してみたいテーマ」を名前を伏せてフリップに書き、相葉雅紀が選んだテーマの持ち主と別室で3分間話す、という内容で、これをメンバーの人数分、順番に繰り返していきます。

 

SmartFLASHによると、ほかのメンバーは「グループでのけんか」「グループのバランスの取り方」など、グループについてのテーマを書いていたそうです。

その中で猪俣周杜が書いたのが、「夜食を食べたり作るものは?」。

相葉雅紀はこのフリップをいちばん最後に選び、「いちばん、僕に興味なさそうだった」と冗談まじりに一言。

トークはあまり盛り上がらなかったと伝えられていて、企画の最後には「みんな、話しやすかった。猪俣くん以外」とまとめています。

 

いま広く出回っている放送の切り抜きでは、夜中のお菓子の話になったところで、相葉雅紀がこんな言葉をかけていました。

「そういうことも我慢できないんだったら色んなこと我慢できない」

「自分の中でルールを決めて厳しくやると他のこともうまく回っていく」

一方で、ネットには、フリップのテーマも含めてバラエティの作りで、「猪俣くん以外」という一言も猪俣周杜を目立たせるための冗談だった、という見方もあります。

番組の作りとして見れば、たしかにそのとおりかもしれませんね。

ただ、テーマが演出だったとしても、「自分の中でルールを決める」という言葉は、相葉雅紀が本人に向けて話したものでした。


「ごく普通のカップル」に見えた店内

そして最後が、事件の直前の様子。

週刊誌のニュースサイト、週刊女性PRIMEが、現場となったコンビニの従業員の話を伝えています。

語っているのはその日シフトに入っていなかった従業員で、同僚から聞いた話として明かしたもの。

夜10時過ぎに「猪俣さんらしき若い男性」が来店し、商品を買ったあと、店内のイートインスペースで、連れの女性と話しながら休憩していたそうです。

「とくに揉めている風でもなく、ごく普通のカップルに見えたみたいですね」

店内の誰もその男性が有名なアイドルだとは気づかないまま、ふたりは駐車場の車へ戻り、しばらくして女性がひとりで店に駆け込んできた、と従業員は話しています。

逮捕の日からネットには、女性とコンビニにいたこと自体に引っかかる声もあったほど。

ただ、店内で見えていたのは、あくまで「ごく普通」のふたりの姿でした。

 

抜けていたのは『自分の中のルール』

こうして並べてみると、掘り返された過去の中に、暴力をうかがわせる話はひとつも出てきていません。

『タイムレスマン』の関係者も、SmartFLASHの取材に「暴力やケンカをするイメージもまったくありません」と話していました。

画像は本人のものかどうか分からず、電話番号の場面も、どう返したのかまでは伝えられていないまま。

結局、本人がフリップに書いたとはっきりしているのは、夜食のテーマくらい。

それでも放送の日にあの言葉を「本日1番の名言」と書き留めていた人が、逮捕の翌日に「時間差でぶっ刺さってた」と書いたのは、その夜食の話の中で、相葉雅紀が小さな我慢とほかのことのつながりを、本人にじかに伝えていたからでしょう。

プロ意識というのは、誰に言われなくても、小さなことのうちに自分で引いておく線のこと。

 

しかも、いちばん大きな線がどこにあるのかは、本人が自分の口で言っていました。

「手を出すのはマジヤバい」。

もし疑いのとおりのことが車の中で起きていたのなら、猪俣周杜は自分で引いた線まで越えたことになってしまいますね。